さて、今日は樹海に咲いていた花たちの紹介です。花の名前を調べるのにちょっと苦労しましたが・・・上の写真は「ミヤマシキミ」(深山樒)ミカン科の常緑低木です。シキミ(樒)に葉のつき方や葉がやや似ていて、シキミと同様に全体に有毒であることから「シキミ」と名付けられたようです。果実(秋になると真っ赤な実が付きます)も含めて全体に有毒で、誤って食べると嘔吐、痙攣や麻痺を惹き起こすそうです。薬用にするという報告はないようです。こんなにかわいい花なのに・・・やっぱり見かけにだまされてはいけませんね。
こちらは「ウスギヨウラク」(薄黄瓔珞)別名「ツリガネツツジ」と呼ばれツツジ科の落葉低木です。「瓔珞」(ようらく)とは珠玉や貴金属に糸を通して作った装身具のことで、仏像や寺院 の装飾品として用いられているものだそうです。こちらも本当にかわいい花ですね。どちらも林の中でひっそりと咲いていて気づかずに通り過ぎてしまいそう・・・。
溶岩や林だけだと思っていた樹海の中にも人知れず可憐な花たちが生きている事に感動!
今日の八ヶ岳は曇り・・・昨日はまとまった雨となりました。この天候不良で、とても肌寒い八ヶ岳です。
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