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今回のウォーキング見所の一つ「丸山変電所」が見えてきました。左右の枯れ木は「もみじ」本番の頃には緑になっていることでしょう!

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「丸山変電所」は明治45年。碓氷線の電化に伴い造られました。2棟の建物からなっていて、奥の建物が蓄電池室、手前の建物(少ししか写っていませんが・・・)が機械室です。ここの役割は、発電所からの電気を機関車に供給することだったので、昭和38年の新線開通に伴いその役割を終えました。その後、日本の近代化に貢献した鉄道施設の様子をよく示すものとして、平成6年に国の重要文化財に指定されました。

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工場建築に近い・・・とのことですが、なかなかおしゃれなんです。横から見ると教会のよう!!!ぜひ、大勢の方に見てもらいたい建物です。

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ウォーキングの下見に戻ります!

熊ノ平駅から3分の2ぐらい下りてきました。ここは「峠の湯」です。弱アルカリ性の天然温泉の日帰り施設。廃線歩きのすぐ脇にあります。そして、ありがたいことにウォーキングの方が使えるトイレも・・・いつも悩ましいところなのですが、本当にありがたい!

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お城のようにそびえ立つ立派な建物です。2001年にOPENしたとのこと。そう・・・このアーチは・・・めがね橋をイメージして設計されたのだそうです。ゆっくり湯に浸かりたいところですが、まだまだ下見の途中!先を急がなければなりません。

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峠の湯の反対側にあるのが「峠の湯駅」実際に使われていますよー!横川駅のすぐ脇にある「鉄道文化むら」~「峠の湯」まで一日5往復のトロッコ列車が走っているのです。(運行日は限定されていますので要注意!)鉄道文化むら+トロッコ列車往復+峠の湯のセット料金が¥1,700/中学生以上 こちらも一度試してみたいですね。

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トロッコ列車に使われている線路です。線路が廃線とならずに実際に使われるというのは良いことですね。何だか少しだけ ”ほっ” するような気がします。

八ヶ岳は昨日の午後から冬になっています。アラレが降ったことで一気に気温が下がり震える寒さです。当然ストーブが欠かせない状況となっています。気温差が激しいので八ヶ岳にお越しの際には暖かい服装でお越し下さい!

でも・・・気温が下がったお陰で周辺の山々がとても美しいですよ!白く染まった八ヶ岳・南アルプス・・・富士山もまたまた中腹まで白い姿となっています!

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碓氷湖を出発!

もう第2トンネルまで来ました。第2トンネルの上には国道18号が通っています。

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そのすぐ先には、この立派な石垣が登場します。本当に隙間がないぐらいきっちり積まれていてお城の石垣の様です。職人の心意気を感じられるところですね。

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残すトンネルは左に映っている第1トンネルのみとなりました。と思ったら右側に「中山道」と言う案内が・・・これは行ってみるしかありません。そう、去年は岐阜から長野県境の中山道を歩きましたからね(^_^)

ここは群馬県最後の宿場「坂本宿」から碓氷峠を越える入口辺りです。ここからは急坂が続く難所・・・坂が緩くなると県境の「熊野神社」へ。そこからはすぐに軽井沢です。坂本宿は中山道六十九次のうち江戸から数えて17番目の宿場で40軒も旅籠がある大きな宿場町だったそうです。軽井沢宿は18番目。碓氷峠は中山道の時代も碓氷線の時代も難所だったのですね。

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続いて現れるのは「碓氷湖」です。周囲2㎞ほどの小さな湖です。静かな湖に似合わない朱色の派手な橋が架かっています。多分・・・周囲が紅葉すれば溶け込むのでしょうが、まだ枯れ木の間は何だかなぁ・・・。周りには桜の木が植えられていて、満開の頃にはきっと美しいでしょうねぇ。

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碓氷湖には「坂本ダム」があります。これも小さなダムで、発電用ではなく流水の調整ダムなのだそうです。左の奥に映っているログハウスは立派な管理事務所。こんなところにもお金を掛けるのですねぇ???

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秋の夕日に~♪ 照る山紅葉~♪ そう、日本人なら誰でも知っている高野辰之作詩の「紅葉」・・・。実は詩の舞台となっているのが碓氷峠の熊ノ平駅近辺と言われているのです。高野辰之は長野県の出身で、東京と郷里の長野県を行き来する際にはこの信越本線を利用していたのです。今回のウォーキングでは紅葉の新緑をご覧いただけることと思いますが、このあたりは紅葉の名所なのです。きっと車窓から目にした風景を詩にされたのでしょうね。

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到着しました「ねがね橋」!写真ではその大きさやレンガの芸術的な美しさなどがお伝えできずに残念・・・。

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下から見上げたところ。逆光でこちらも上手く撮れず・・・。

正式には「碓氷第三橋梁」と言います。長さは約91m、高さは何と約31m、碓氷線最大のレンガのアーチ橋です。明治25年4月から基礎工事を始め、9月25日に橋脚が完成。明治25年12月に竣工。明治26年4月に碓氷線が開業されます。スゴイ早さですね!!!そして・・・昭和38年までここを列車が走っていたのです。

当初は橋脚が細かったのですが、地震によりひび割れがあり明治27年に補強され現在の姿になったそうです。

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橋梁の上はこーんな感じ。ここを列車が走っていたのですね。トンネルから抜け景色が見える大事な一瞬だったことでしょう。

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え~~~!!!ここでも熊ですか?ウォーキングの時にはいつも熊よけ鈴を持って歩くのですが、こんな整備されたところにも・・・。前回の中仙道には熊よけの鐘が何カ所も設置されていましたものね。

トンネルの中で鈴が鳴ると響くのでしまって置いたのですが、この張り紙を見て鈴を取り出します(笑)やっぱり熊とは遭遇したくありませんからね。

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そして、こーんな張り紙も・・・。実は今回の下見でサルには遭遇しました。ひなたぼっこしていまして、私が近づいていったら逃げていきました。仲間だと思われずによかったです(笑)本番は5月なので、山ヒルやスズメバチの心配は無いでしょう。そう、自然の中にお邪魔させて頂くと言うことを肝に銘じておかないといけませんね。

山ヒルを調べてみました・・・写真がパソコンの画面に表示されたとたんに、机から飛び退きました・・・気持ち悪い!!!

私がヒルだと思っていたのは「コウガイビル」ヒルとつきますが、血を吸うヒルとは別物だったのですね。たかがヒル・・・ですが、勉強になりました。

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第10トンネルからスタートし、第6トンネルまで来ました。今回のコースで一番長いトンネル546m。曲がりくねったトンネルは出口が見えず歩いていてもちょっと不安になるくらい。

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途中にあるのは、長いトンネル故「排煙窓」(蓋をされていますが)・・・横川から上ってきた汽車はこの難所を通ったのですね。乗客はもちろん、機関車のすぐそばにいる運転手たちは命がけのことだったでしょう。

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こちらはトンネルの横側に開いている排煙窓。暗いトンネルの中で灯り取りにもなっていて、ちょっと安心する区間です。すぐに暗くなるのですが・・・。それにしても、当時よくもこの曲がりくねったトンネルを作れたものですね。どのような測量技術があったかは分かりませんが、素晴らしい!!!

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熊ノ平駅到着!かつてのプラットフォームが悲しげに残っています。お天気が悪いこともあり、余計に悲しげに映るのです。

熊ノ平駅は乗客の乗り降りはほとんど無く、上り線と下り線のすれ違いのため。そして、蒸気機関車への給水・給炭のために設置されました。

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昭和41年に複線化されたため、上下線で二つのトンネルがあります。写真の方向は軽井沢方面なのですが、ここから軽井沢方面へは入れないようになっています。残念!

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熊ノ平駅から横川駅方面へは下りとなります。初めに通るのが第十トンネル。良ーく見ると煤煙によりトンネルの天井はすすけています。写真に写るトンネル内の白いものは・・・そう「雪」!熊ノ平駅に着いた頃からなにやら白いものが空から落ちてきたのです。防寒装備はバッチリですが、よりによって雪ですかぁ???気を落とさずに歩を進めることとしましょう!

 

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山梨県北西部、向かいに富士山、南アルプスを望む 八ヶ岳の広大な山裾。 標高1,150mに立地する不動産、別荘管理会社です。 豊かな自然に囲まれたこの地で、 お客様の安心で快適な高原ライフを 応援させていただく中、周辺、生活情報や、 日々うつろう四季をスタッフの感じるままにお届けしています。